あの世の音楽

　日中、外に出た途端、ひどい貧血になってぶっ倒れました（正確には、ガードレール脇にうずくまるかんじ）。さすが、都会。だれも助けてくれません！　つーか、この暑い中、うずくまってぶるぶる震えてる青白い顔の女なんて、気味が悪い以外の何者でもないですよね。なんとか家まで戻ることができましたが、途中近所の幽霊商店街（店ほとんど閉店してる）でいつも流れてるサンバだかボサノバだかのゆる音に、何度か意識を持って行かれそうになりました。結構大きな音で絶妙なエコー、寂れまくりのロケーションも相まって、まるであの世の音楽のように聴こえました。健康な時でも、夕暮れどきにそこを通ると結構やばいです。