インド旅行雑記

　えーっと、インド旅行の感想を少々。
　インド北西部の乾燥砂漠地帯ラ−ジャスターン地方を旅して参りました。具体的には、ニューデリーから列車でジャイプル（風の宮殿）〜ジョードプル（青い街）〜プシュカル（聖なる湖）というコースです。とにかく太陽の光が刺すようにきつい苛酷な土地でした。列車の窓から見える風景なんて、ほとんど荒野だけ……。

　一番印象に残っているのはジョードプルです。かなり現実離れしたファンタジー世界のような場所でした。上の写真からではわかりにくいかも知れませんが、ここは中にいると普通なのに、外から街を見ると全体が青いんですよ。そして町の中心には妙な異次元感をかもし出す大きな時計塔があり、背後にはありえないくらい巨大な城がそびえる！！！



　これまた写真では伝わりにくいですが、良く見ると手前の建物群と後ろの城のバランスが遠近法的におかしいっていうか……。とにかくでかいんですよ！！　ああ〜、コレを観た時の感動をどう伝えれば良いかわかりません。日本の城なんておもちゃにしか見えない。タージ・マハルもそうですが、インドの建造物はあまりに現実離れしすぎているためか、写真に撮ると書き割りやコラっぽく見えることがあります。

　あと、ジョードプルでは「サンライズ・ゲストハウス」という所に連泊していたんですが、ここのハンドメイドな内装がなんともアウトサイダー・アートな感じで……。オーナーが元ファッションモデルだそうで、至る所に写真が飾ってあったりと、相当にイカしたところでした。従業員もみんな変わり者、もとい愉快な人ですし、おすすめの宿です。頼めばビールも調達して来てくれますし（ここ重要）。地球の歩き方の最新版には出てるそうですよ。



　マハラジャの霊廟でぼんやりする私……。
　珍妙な服装をしているのは、現地の市場で適当に買った服を着ているからです。普段はユニクロしか着ません。麦わら帽子は日本から持っていったものですが、インドでは珍しいらしく、インド人観光客からカメラを向けられまくりました。なんかスター気分でした。