漢江の怪物！

　一足お先に『グエムル』観ました！　め、めちゃくちゃ面白かった！！！　『殺人の追憶』の監督ってことで期待はしてたんですけど、本当にすばらしかったです！　まず、川に劇薬流したら怪物が生まれましたっていう、あまりにもシンプルで昭和な設定に度胆を抜かれました。あと、韓国人って本当にアツイっていうか、なんていうか……今の日本で同じようなの作っても、こんなに家族愛と暴力あふれる素敵な映画にはならないんでしょうね。恋愛中心の適当な映画になりそう。あんまり詳しいことはネタバレになるので言えませんが、結局全部アメリカが悪い！！　みたいな感じの映画です。最高！

機械じかけの小児病棟

　えーっと、もろもろ締め切りが間近なところを放り出して、『機械じかけの小児病棟』という映画の試写に行って来ました。実は、今まさにペン入れ中のホラー漫画が「子ども＆病院」モノだったりするので、内容被ってたらやばい！と心配しまくったんですが、全然大丈夫でした（もちろん私の漫画のほうが、数百倍スカム……精進しなくちゃ）。あ〜、ペン入れ段階まで来てる作品を捨てずに済んで本当によかった！！　イギリスの街や建物は、それだけで絵になるのでいいですね（スペインでロケしたのかも？）。「骨折スピリチュアルホラー」っていう変わったキャッチフレーズだったから、もっとボキンボキンと盛大に折れまくるのかと思ったけど、そうでもなかったです。まあ、病気の子どもの骨をあんまり折っちゃ可哀想ですもんね。

『おいら女蛮』

　渋谷シネ・ラ・セットでモーニングショー上映中、井口昇監督の『おいら女蛮』を観ました。バカバカしくって最高です！　この監督独特のぬる〜い間みたいなものが何とも甘酸っぱくて、ちょっとクセになります。女蛮子役の女優さんのヨリ目顔がすごく良い……。エンディングのフンドシ組体操もよかったなあ。『猫目小僧』もとっても楽しみです。

　

『キング・コング』観ました！

『キング・コング』観てきました！　オリジナル版って実は観たことないのですが、『北京原人の逆襲』をDVDで観て予習もバッチリ。平日の昼間だし、まだ冬休み前なので、さほど混んでませんでしたよ。客層は何故か中年男性一人っていうのが多かったです。やはり特撮マニアやゴジラファンの人とかでしょうか。女性やカップルはあんまりいなかったです。
　で、中身はっていうと、本当にスゴイです！　どこをとってもやりすぎ感あふれまくりですばらしかった！　ジャングルで恐竜たちが猛スピードでダッシュしてくるところ（途中、恐竜も人も続々クラッシュ）や、コングが恐竜３匹相手に大立ち回りする場面などなど、メチャクチャしびれました！　谷底のミミズみたいのがすごいキモくて最高。結構ホロリとさせられる場面もありました。私、動物（？）がからむとすぐ泣いちゃうんですよ。周りのおじさん達もみんな結構泣いてましたよ。コング〜〜〜ううううっ。
　３時間以上という長さを全く感じさせない！　と、言いたいんですが……私、コングが捕まってアメリカに運ばれる辺りからトイレにいきたくなっちゃって。トイレに行く隙すらない、密度の濃い映画だったので我慢するの大変でした。映画始まる前に２回もトイレ行ったのになあ。


北京原人の逆襲

ビンタ喰らわせ即逃げろ！

　ＤＶＤで『ナポレオン・ダイナマイト』観ました。すごく良いです（しかし邦題が『バス男』って……）。アメリカの超ド田舎に住む本当に駄目な若者たち（秋葉系とかよりも、もっと世間に蔑まれてる、ひまわり学級一歩手前みたいな感じ。主人公が描くイラストとか、完全にアウトサイダー・アートだし）の日常を描いた作品です。はじめは「あほだな〜、アハハ」って感じで観てたんですけど、だんだん素直に笑えなくなるっていうか、「ああ〜、私もどっちかっていうとコッチ側だなあ〜」みたいに、登場人物達にシンパシー感じまくり。なんかとっても甘酸っぱい気持ちになりました。この映画に共感してる時点で、私はたぶん負け組です……。とりあえず、ショッキングピンクのウエストポーチ買います。あと、シャツはズボンにインで、ポッケには直にスナック菓子を入れてみます。